令和7年3月27日午後9時54分ころ
池袋駅東口明治通り横断歩道上にて自転車による歩行者ひき逃げ事件がありました。
令和7年3月27日午後9時54分ころ,池袋駅東口の西武百貨店前の明治通り上の横断歩道(大黒屋や焼肉はん,あさひ薬局,ゴーゴーカレーの前のT字路)にて,北側から進行してきた時速30キロ程度の対面赤信号無視の自転車が青信号で横断歩道の横断を開始した歩行者を跳ね飛ばし,歩行者が足関節脱臼骨折(粉砕骨折)等の全治4カ月の重傷を負う事故がありました。
犯人は事故直後現場に留まりましたが,警察が駆けつける前に犯行現場からゴーゴーカレーのある小道方面に自転車にて逃走しました。
事故以降,池袋警察署が重傷ひき逃げ事件として,監視カメラを分析する等の捜査を行っています。
この事故を目撃された方は,池袋警察署(03−3986−0110)あるいは弊所(03−5957−3651)まで情報提供をお願いします。
犯人は日本人男性であり,被害者の目撃によればおそらく20台前半です。自転車は深緑色で細めのシャーシのスポーツタイプであり,ハンドルはまっすぐのタイプでドロップハンドルではなく,前かごはありません。事件当日は茶色のファーがついた黒の薄いダウンの着衣で,手荷物・バッグなどは所持していませんでした。要望は若干の細面・若干の面長であり,肌の色はどちらかというと色白でした。髪は8センチ程度で黒か若干茶色です。バッグなどは持っていませんでした。3月27日午後9時54分当時,自転車は池袋駅東口の大通りである明治通りを北側から高速度で南側に向け進行していました。
事故の時間帯から,池袋の南方の自宅に向け帰宅しようとしていた可能性があります。
事故直後,犯人は被害者の心配をするよりもむしろ「自分の将来が心配だ」といった様子で二つ折りの財布から数千円を取り出し「これで勘弁してくれ」「警察は呼ばないでくれ」などと被害者に申し向けましたが,重傷の被害を受け動けないでいた被害者がこれを断り警察を呼ぶと,被害者が受傷により動けないことに乗じて警察到着前に逃走したものです。
犯人は対面赤信号を見落とし何ら減速せず青信号横断歩道横断中の歩行者を跳ね飛ばしており(むしろ早期に横断歩道を突っ切るために加速した可能性があります。),また事故後被害者を放置して逃走しており,刑法第211状第1項後段・重過失致傷罪(5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金),道路交通法上の救護義務違反,報告義務違反等の犯罪が成立すると考えられます。情状面についても事故後の対応が大変悪質だといえるでしょう。
ひき逃げ犯人に告げます。
交通事故を起こすこと,時に赤信号を見落とすことは,車両を運行していた時に絶対にありえないことではなく,やむを得ない側面もあるでしょう。しかし事故直後あなたは被害者の心配よりも自分の心配ばかりしていました。あなたが動くことができない被害者を放置し逃走したことはあなたの故意であって,あなたのやったことはあなたの個人的性質に由来する大変悪質な行為です。人の道に反していることはいうまでもありません。
現在,被害者は突如として入院することとなり,重傷の受傷について治療費を自己負担し入院手術後通院リハビリを行っています。後遺症が残る可能性があり,完全に元には治癒しないでしょう。被害者が受け持っていた仕事には支障が生じ,大変多くの人に影響を与えました。すべてがあなた個人の過失ないし故意に起因することです。
あなたが交通事故を記憶し自身が起こした交通事故を検索し本ページを閲覧したなら,直ちに池袋警察署に対し令和7年3月27日の自転車による歩行者ひき逃げ事件の犯人だと名乗り出なさい。
・池袋警察署 電話番号 03−3986−0110
・オリオン法律事務所 電話番号 03−5957−3651
被害者の処罰感情は決して弱くありませんが,自身で加害を名乗り出ればまだ刑罰も軽くなります。自ら問題を起こしたのであれば自身の責任を全うしてこそ初めてまともな人生が始まるのです。それとも自ら行った行為に自ら目をつぶり,警察から逃げ,仮に逃げ切ったとて一生自身を恥じる人生を歩むか,それでよいのか,一度きりの人生を自らの加害責任から逃亡したいわば人間のクズとして送るか,よく考えなさい。
小職としては,あなたが自ら行った行為の責任を全うし,罪を償った上で,これからまっとうな人生を歩まれることを期待します。
弁護士 笹浪 靖史
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